こんにちは、紅茶です。
今日は樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」の感想を書いていこうと思います。
私は樺沢先生の本は他に3冊所有していて、YouTubeのチャンネルも視聴しています。
本を読んだらアウトプットが大切、ということは知っていましたが、読書量が少なく、あまり本の感想も書いたことがないので、下手くそかもしれません。ですが何事もやってみないと成長しないので、さっそく感想を書いてみます。
もっと本を読もう!と思わせてくれる一冊
まずこの「読んだら忘れない読書術」、本を読むことのメリットがたくさん書かれています。私が一番よいと感じたメリットは、「本を読めば、ストレスと不安から解放される」というもの。ストレスが大きくなると、人間は視野狭窄に陥り、解決策を見つけるのが困難になります。普段から本を読む習慣がある人は、読書である程度の悩みを解決する術が得られる。さらに、言語情報を脳に入れることで、不安を感じたときに興奮する、扁桃体を静める効果もあるそうなのです。(P43~)
前者はなんとなくわかります。健康について書かれた本や悩みの対処法を知ることができる自己啓発本は山ほどあります。本を手に取ることで、情報を知り、自分で対処していく人は、そこそこいると私は思います。
後者の、言語情報が扁桃体の興奮を抑えるというのは初耳でした。
脳科学的に証明されているらしいので、説得力がありますね。
読書をすることで、得られる能力
さらに、読書をすると頭が良くなる、というのも初めて知ったことでした。
単純に知識が増えるから博識になる、というだけでなく、言語能力が磨かれ、脳を活性化させる働きがあるようです。具体的にどんな能力がアップするのかというと、
「記憶力」「思考力」「集中力」「情報処理能力」「共感力」「コミュニケーション能力」「創造力」などが鍛えられるのだそう。(P54)
より良い本の読み方を教えてくれる
本の読み方、といえば、たいていの方が知ってますよね。
読み方も何も、文字を目で追っていけば頭で理解して意味がわかるわけです。
この本では、ただ読書しなさいと言ってるでけでなく、より有意義に、目的をもって、上手に読書する方法を教えてくれています。
効率的な読書時間の確保、より記憶に残す方法、何分読むのがよいのかなど、とても具体的に書かれていました。
私が目からウロコだったのを1つご紹介します。
P119の「15分を最大限活用する」というもの。
人間が集中していられる時間は、15分、45分、90分の3つだそうです。その中でも、高い集中力が維持できるのは、なんと15分。なので読書も、1時間くらいできると、すごい、まじめな人、のように感じますが、実際は15分といった、スキマ時間でも、高い効果を発揮できるのです。
15分であれば、どんなに忙しくても、スマホを見る時間などを減らしていけば、確保できますよね。
読書する習慣のない人がはりきって1時間も読むのは大変です。読むのが嫌になってしまうかもしれません。15分でも十分効果を発揮するそうなので、まずは1日15分の読書を生活の中に取り入れていくといいのかな、と思います。
私も読書を継続しよう!
読書を習慣化して継続していこう
著者は、楽しんでワクワクした気持ちで読もうと書いています。
自己啓発本などは自己成長のために読む人も多いかもしれませんが、本を読む動機は自己成長のため、よりも、「楽しいから」なのが一番良いそうです。
楽しみながら読むことで、記憶に残り、自己成長につながるそうです。
私が最近読んだ、「ハリーポッターと呪いの子」と、「ハリーポッターと賢者の石」は、とても面白い本でした。映画もすべて見て、ストーリーも登場人物も知ったうえで、読んだにもかかわらず、読書にのめりこむほど面白かったんです。
私は、読書が頭にいいからとか、自己成長のためにハリーポッターを読んだのではありませんでした。
今思えば、ああいう読書が、本当の意味で継続できる読書なんだなぁと感じています。
P137には、おもしろそうと思ったら一気に読みなさい、と書いてあります。
わくわくしている間に読んでしまったほうがいいのですね。
この本を読んで得た気づき
読書というイメージが、堅苦しいものから、「娯楽や自分を成長させるもの」へと変わりました。もちろんこの本を読んですぐに変わったのではありません。
まず図書館へ行って、ハリーポッターの本を手に取り、読破したことで、あらためてこの本に書かれている良さを実感しました。
私は、このブログを見てわかるとおり、大のゲーム好きです。ゆるゲーマーではありますが、暇さえあればゲーム実況を見たり、セール情報を見たりするのが好きです。
読書からしばらく離れていたので、今までの読書量は少ないほうだと思います。
そんな中で、樺沢先生の本を読み始め、過去に出版された本を見ていたときに、「読んだら忘れない読書術」が目に留まりました。
もともと精神科に通院中ということもあって、ストレスの対処法などの本も読んでいましたが、なかなかそれが実践に結びつかず、読んだ内容もうる覚えで、自分のためになった読書とはいえないものでした。
この本は、本当に読書する大切さや楽しさを教えてくれます。さらに、読書を自分の成長に活かす方法も知ることができました。
何も難しいことは書かれていません。ささいな情報から目からウロコな情報まで、すでに知ってる情報もありましたが、それも本の醍醐味だと思います。
小さな行動を積み重ねることで、自分を成長させることができる。
この本はそれが実感できた、良い本でした。
読書したいけど、なかなか継続して読めない、という方におすすめしたいです。
この本を読むと、読書してみようかな?と、背中を押されること間違いなしです。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
参考になると嬉しいです。